猪鹿倉の家Ⅱでは、大工さんが自社工場でアコースティックパネルを製作しています。
屋根の下で、木の繊維断熱材を受ける、すのこ板のようなパネルです。
製作状況をご覧下さい。
6㎝の巾の杉板を等間隔に並べて、パネルにしていきます。この板は、室内から化粧材として見えてくるため、節のない板で作ります。何を作っているのか、よく分かりませんね。見えない裏側から釘をとめて、決まったサイズにパネル化しています。仕上げ面から見ると、こんな感じです。これが、屋根の下に取り付いて、木の繊維断熱材に室内の湿気を吸収させるために隙間を空けているのです。実際に取り付くと、こうなります。石谷の家の施工写真ですが、こう見ると分かりやすいかな。この上に木の繊維断熱材がのってきます。鹿児島の梅雨や夏はとても湿度が高いですよね。その室内の湿気を吸わせて、湿度コントロールをさせるための仕組みです。もちろん、夏の暑い熱も遮断しますよ。明日から、土台敷き込みで大工さんが現場へ乗り込みます。では、また。