土地にはいろいろな特徴があります。
場所によっては、埋め立て地のため地盤が緩いとか
逆に岩盤に近い為に掘削が大変だとかいろいろ問題がありますよね。
この土地は上段に田んぼがあり耕作期間は水が浸み出して湿気が多い場所でした。
このままでは、家を建てても問題が残ったままになってしまいます。
そこでまずは、水を止める必要がありますよね。
これには、暗渠という出てくる水を地中で流す為の排水路を入れるのが一番です。
深い溝を掘りメッシュ状のパイプを入れその周りを砕石で埋め戻します。
そこに土が流れ込まないようにサンドマットで保護して埋め戻して完了です。
排水管を接続した瞬間から水が流れ出し、一時間もすると濡れていた地面が乾き始めました。
驚きの効果です。
これで問題なく基礎工事に入れます。
その前に水の所為で表層部は飽和状態でしたので表層改良工事にはいります。
これは、現況の土にセメント系の硬化剤を混ぜ緩かった部分を締め固めていく工事です。
2日間置いて再度地耐力調査で確認します。
スコップや鉄筋も入らない良好な地盤に生まれ変わりました。
これで安心です。
それでは、また。