日吉の家の上棟作業のレポートです。
前日までに柱や梁、屋根を支える母屋(もや)や束(つか)、床を補強する火打ち(ひうち)など、
骨組みをつくるすべての材料を予めプレカット工場で加工して、現場に搬入します。
運んできた材料をおろすときも、使う順番を考えて、スムーズに工事が進むように考えて並べます。
準備が整ったら、まずは、土台の上に柱を立てていきます。
柱を立てたら、桁を乗せて、梁をかけていきます。
リビングには、見事な太鼓梁(たいこばり)が2本かけられました。
最近の家づくりでは、このように曲がった木を使うことがほとんど
無くなりました。
それは、木の加工が機械では出来ず、大工さんが手加工で
やらなくてはいけないこと、そしてこんな曲がった木が市場に出なくなった
からです。
自分の山の木を使うことによって実現したんです。
曲がった木はまっすぐした木よりもとても強いんです。
ここは、吹抜けになるのですが、どんな空間になるのか、お楽しみに。
梁をかけたら、2階の柱を立て、母屋(もや)をかけていきます。
下で材料を広げて、声をかけあいながら、どんどん材料をあげて、組み上げていきます。
長い材料は4mのものを継手でつぐなどするのですが、できるだけ高いところでの作業を減らすために、
下でつないだものをあげていきます。下の写真は12mほどの材料を吊り上げている様子です。
桁や母屋(もや)は柱をさしこむように加工されているので、
みなで息を合わせて柱をさしこみ、上から入れ込みます。
こうして、棟木までがあがりました。
一日の終りは片づけをして完了です。
家の骨組みが見えてきましたね。
次回は、屋根の下葺き工事をレポートします。
それでは、また。
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