姶良平松にて2階建て35坪の木楽な家着工中です。
建て主さんは、福岡に在住の5人家族。メールでのやりとりが
始まったのはちょうど2年前の今頃でした。
HPからの問い合わせで、土地探し・プラン打合せ・仕様説明・
見積と遠方ながら難関を乗り越えられ、着工までこぎ着けました。
メールでのやりとりが主で、図面をメールで送くり、変更を受け取り
進めていきます。数回は打ち合わせに来て頂き、直接お話が出来ました。
どの家も仕様が変わらない「木楽な家」だからこそ、安心して任せて
もらえた結果かなって思っています。
ところで、どんな住まいかと言うと。
最近の小さな家づくりでは珍しく、35坪と床面積は大きくなっていますが、
小屋裏2階を各寝室にして扉を一切なくして、壁でうまく視線を遮りながら
コストダウンを図っています。
平屋22坪に少し天井の高いロフト寝室がくっついたような住まいです。
もちろん、収納もたっぷり、ぐるぐる回れる楽しい動線も取り入れた
住まいとなりました。
完成を楽しみにしばらくブログをお楽しみ下さい。
地鎮祭は奇跡的に雨も上がり、順調に行われました。
ご主人による鋤入れ式です。これが着工の儀式です。
西側は一面田んぼ。秋は一面稲穂がこがね色に輝く美しい
景色となります。
基礎工事が終わり、いよいよ建て方です。土台敷きを含めると約4日で
屋根仕舞いまで終わります。
屋根で断熱します。発砲ポリスチレンフォーム3種厚み6㎝です。
ここで注意すべきは、3種という所ですね。1種が一般的ですが、3種とは密度
が違います。スカスカの断熱材かミッチリと詰まった断熱材かの違いです。
同じ厚みでも性能は雲泥の差です。気をつけて下さいね。
さあ、いよいよ棟上げ式です。
屋根の上で、神様にお清めをして乾杯!
餅撒きをして、福を皆さんにお裾分けです。
棟上げ式の後の直会(なおらい)は、皆焼酎のおかげもあって
盛り上がりました。楽しかった。
大工さんとご主人・お父さんとの距離も大分縮まりました。
耐震工法のTIP工法も終わり、強度はばっちりです。
1階のうずくり加工をした杉の床板(38㎜)を土台の上に直貼りしていきます。
床の断熱材も屋根と一緒で6㎝の厚みです。
ここで重要なことは、床板と断熱材を密着させることです。隙間があると
床板が冷熱や温熱を蓄えることが出来ないからです。
断熱材の役目は、その上や前にある材料の熱を通過させないことなんです。
さて、1階の天井を張り終わったら、2階の床張りへと進んでいきます。
では、また。