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棟上げしました

 音響熟成木材で組み上げられた構造体です。

柱や梁巾は、全て4寸(120㎜)の骨太構造です。


 ところで、音響熟成木材?ってなんだろうって思いま

した。


 低温の38°以下の乾燥庫の中でクラッシック音楽

(バッハ)を聞かせながら乾燥させた木材のことです。

 宮崎原産の油分を多く含むオビスギを製材しています。

福岡の(株)カイケンコーポレーションの製品ですが、工場

は鹿児島のさつま町にあります。


 さて、どうしてこの木材を採用しているのかといい

ますと。


 現在の家づくりに使われる木材は、乾燥材ですよね。

ところが、この乾燥材のほとんどが高温乾燥された木材

なんです。コストを安く抑えるためには、乾燥期間を短

くする必要がありますよね。

 80℃以上の温度で水分を飛ばし、粘りに

重要な役目をする油分まで抜かれた木材です。

 乾燥しているから狂いは少ないですが、強度も少ない

木材が流通しているのです。

 これでは安全な家づくりは出来ませんよね。


そこで「木楽な家」では、低温でゆっくりと乾燥され、

油分をしっかり保った状態の「音響熟成木材」を採用し

ているんです。

 そうすることで、強度を保ち、長持ちする家づくりに

繋がっていきます。

では、また。


棟上げしました_e0273217_1758577.jpg棟上げしました_e0273217_17581886.jpg棟上げしました_e0273217_17583069.jpg
by kirakunaie | 2011-03-29 17:57 | 中川(伊集院)の家
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