お客さんの目から見たら、今日は一体どこの作業
をしたんだろう?って思うような大工仕事に徐々に
入ってきました。
天井の下地組や壁の石膏ボード張りはまだ分かりますが
真ん中の写真、棟梁がやっている仕事がわかりますか?
仏間の引き出しや地袋を支える、敷居・鴨居という
材料を取り付けるために、柱に溝を掘っているところ
なんです。
それも柱の前から後ろまで欠き通すのではなくて、
前のほうを少し残して溝掘りをします。
そして、敷居や鴨居を今度は逆に加工して、後ろから
はめ込んでいきます。
スーッと入って、ピタリと納まります。
日本の伝統技術は、すばらしい!
古来より脈々と伝えられた木を扱う大工の技と知恵。
失われつつある、その技法を後世に伝えていきたい!
これこそが、木楽な家の根幹をなしているものなんです。
では、また。