地鎮祭をやるといつも身が引き締まります。
神の力をかりて、工事の安全を祈願します。
でも実際は、参加したひとりひとりが心の内で
これから形になっていくであろう、住まいの姿を
思い描きながら、この出発点を確認しあう、そんな
儀式なのかなって思います。
始まりは、とても大事ですから。
さて、この地鎮祭の飾り付けを見ている方も多い
でしょう。
竹を4方に立て、縄をまわして結界を作ります。
竹は古来より神聖なものとして扱われています。
そして、縄は2本で編んであります。これは、夫婦
を表しています。2人仲むつまじくという意味です。
家づくりの中で、大事なことは、夫婦の価値観を
合わせるということです。
生まれも育ちも違う二人ですから、当然価値観も違って
当たり前。でも、この価値観をお互いに認め合いながら
ひとつの住まいを作り上げたときには、成長し、二人
の新たな価値観が生まれるでしょう。
住まいづくりとは、そんなすばらしい作業だと
私は思っています。
では、また。

