天候にも恵まれ、無事屋根仕舞まで完了しました。
暑い中、8名の大工さんたちが奮闘してくれました。
4方を囲まれ、上棟まではとても難しい作業でしたが
さすが当社の大工は手慣れたもの、熟練の技でみごと
形にしてくれました。
ところで、この写真の柱や梁等の構造材は音響熟成木材
を使用しています。
この材は、カイケンコーポレーション(株)がさつま町
の工場にて製造しているものです。
低温乾燥の木材なのですが、通常低温というと60℃
から80℃での乾燥です。
ところが、この音響熟成木材は38℃以下で乾燥させ
ています。初めて聞いたときには、信じられませんでした。
乾燥の常識をくつがえす温度なんですね。
それも期間は、2ヶ月と短いんです。
それには、クラシック音楽、特にバッハの波動がいいよ
うです。詳しいことは特許なので私も知りませんが、
通常の乾燥材は、赤身の木の場合、黒ずんだ感じ
すなわち、木の持つ油分が抜けてしまったような色を
しているのですが、この音響熟成木材は、「いきいき
とした赤身」なんです。
エネルギーのある、力強い赤なんです。
これが、音響熟成木材を使っている理由のひとつです。
では、また。