<   2010年 04月 ( 6 )   > この月の画像一覧

地震に強い家、作っています。

TIP工法の完了です。

杉の木を使った耐震工法です。

 東京学芸大学の元教授が考え出した特許工法で、

緑色のガセットプレートと杉材による斜め打ちで、地震

や台風による力を逃がしていく工法です。

 当社の木楽な家は、この工法を全棟、標準装備して

います。

 どうしてこの工法を採用しているかというと、

写真にあるように、斜め打ちされた木材と木材の間

に隙間がありますよね。実は、これが重要なんです。

 一般的な工法では、合板等を使い外部を完全に

ふさいでしまいます。

そうすると、室内から出てくる水蒸気(湿気)を外へ

逃がすことが出来ません。

 ところが、この工法は耐震性を保ちながら、内部

の湿気を外へ逃がすことができる訳です。

 つまり、長持ちする家ができるということになります。


もう一つの特徴は、百年に一度といわれる大地震(

直下型)にも備えていること。

 緑色のガセットプレートの室内側には、筋違という

斜めの補強材が入っています。

この上と下には、15㎜の隙間を作ってあります。

 地震による下からの突き上げが来たとき、構造材に

直接、力を伝えないためです。


 人間の叡智など、大自然の力に比べれば、たかが

知れてます。

 大きな力に対抗するのではなく、その力を如何に

逃がすか、軽減させるかが重要なんですよね。

それが、TIP工法の原理なんです。

 わかりにくい説明になったかも知れませんが、

興味のある方は、掲示板より問い合わせしてください。

じっくりとご説明します。

では、また

e0273217_16443943.jpge0273217_16445271.jpge0273217_1645322.jpg
by kirakunaie | 2010-04-23 16:44 | 指宿の家 | Comments(0)

住宅瑕疵担保履行法による検査でした

昨日は、住宅瑕疵担保履行法による検査でした。

当社は、住宅保証機構の「まもりすまい保険」に加入

していますので、その検査員による構造体の検査を

受けます。

 検査員は、地元指宿市の設計事務所の所長で、構造体

の各寸法や金物チェック等、細かい検査が行われました。

 検査員からは、とにかく「すごい、すごい」の連発で

私も図に乗って、木楽な家の特徴をべらべらとしゃべっ

ているうちに時間が過ぎていきました。


 帰り際に、「今日は逆に尾堂さんに教えられたなあ。

こんな家は、私も初めて見たなあ。

 今、私が設計を頼まれている住宅があるので、

その住宅をやってくれないか」という話まで頂き、

なんとも気持ちのいい検査?でした。


 さて、現場の状況は、屋根瓦(今回は施主の要望

により陶器瓦の最高峰、石州瓦の和型葺き)工事も

終盤にさしかかっています。

 通気層の上に、遮熱シートを敷いて、その上に瓦桟

を打ち、瓦本体を引っ掛けていきます。

もちろん、瓦は全数、ステンレスの釘2本打ちにて

固定していきます。

 もう少し、工事が進むと棟換気が設置され瓦工事は

終了となります。

 
 店舗屋根は、ガルバニュウム鋼板の立ちハゼ葺きと

いう工法で、建物の高さを低く抑えるために採用しま

した。

 もちろん、この屋根も前回説明しました通り、遮熱

シートを敷いて、通気層より熱気を逃がす工夫をして

います。日射を出来るだけ反射するように、クリーム

系の色を採用しました。

 その上の住宅部分の壁には、遮熱兼用の透湿防水

シートを貼り、壁に当たる日射を反射させ壁の通気層

より熱気を逃がしています。

 しかし、この時期は建物が銀色に輝くので、とても

まぶしく、職人さんたちも大変です。

では、また


e0273217_16432088.jpge0273217_16433316.jpge0273217_16434795.jpg
by kirakunaie | 2010-04-17 16:42 | 指宿の家 | Comments(0)

無事、上棟式が終わりました

お仕事の関係で、のびのびになっていた

上棟式がやっとできました。

 昨日は、朝からあいにくの雨。

どうなるかと心配していましたが、餅巻きをする

5時ごろにはうそのように雨がやみ、無事に上棟式

を終えることができました。

 家族6人の住まい兼仕事場です。

 直会(なおらい)の冒頭、施主からの挨拶が

ありました。

 「2年前から家づくりを考えはじめ、いろんな住宅や

雑誌を見、途中あきらめかけたこともありました。

 そんな時、尾堂さんの木楽な家を雑誌で見て、実際に

OBさんの家に案内された時、これだ!って思ったんです。

今、やっと本当に自分たちの家ができるんだと、

少しずつ実感が沸いてきてるところです。」

 私も感無量です。

この上棟式は、住まいづくりに携わって、本当に

よかったって、いつも思う瞬間なんです。

 また、今日から頑張ります。

では、また


e0273217_16415114.jpge0273217_1642738.jpge0273217_16422023.jpg
by kirakunaie | 2010-04-13 16:41 | 指宿の家 | Comments(0)

住宅部分の遮熱作業です

前回は、店舗・作業場部分の遮熱対策について説明

しましたが、今回は住宅部分の遮熱対策についての

説明です。

 黒く見えるのが、雨の侵入を防ぐ、ゴムアスルーフィング

です。実は木楽な家では、屋根パネルを大工さんが

上棟前に工場で作り、クレーンでつり上げて現場で

並べていきます。

 このゴムアスルーフィングの下には、断熱材入りの

パネルが敷き詰められています。

 もちろん断熱材は、前回説明した3種のポリスチレン

フォームの6㎝を使用してます。

 そして、屋根の勾配方向に木が入ってますよね。

これが外部通気層となる縦木ずりです。

ここを通る瓦下の暑い空気を後に取り付ける棟換気

で外へ出します。

 現在は、遮熱シートを通気層の上に敷いている

ところです。

 日差しが強く、遮熱シートの反射光で、施工していた

瓦屋さんも大変そうでした。

 夏場の日射にも強い屋根をこうして作っているんです。

では、また。

e0273217_16375311.jpge0273217_1638621.jpge0273217_16381750.jpg
by kirakunaie | 2010-04-10 16:37 | 指宿の家 | Comments(0)

屋根の断熱についてです

先日触れた、店舗部分の屋根断熱の続きです。

後日、住宅部分の屋根断熱でも説明しますが、鹿児島の

暑い夏を乗り切るためには、強烈な太陽光の熱射を遮る

工夫が必要です。

 そうなんです、遮熱なんです。

強烈な太陽光からの熱をふせぐには、断熱材だけでは、とて

つもなく厚いものが必要になってしまいます。

 そして、コストも高くなり不経済に。

そこで、必要になるのが遮熱材なんです。

 入ってきた熱を遮熱シートで反射させ、通気層にて

外へ逃がします。それでも入ってくる熱は断熱材で

カットするという仕組みです。

 この屋根には、6㎝の断熱材(押出発泡ポリスチレン

フォーム3種)を敷き込み、その上に遮熱シートを敷き

通気層は4㎝確保してあります。

 こうすることで、夏の熱射対策をしているんです。

もう一つ大事なことは、断熱材の種類です。

まず、水を吸わない材質であること、そしてその断熱材

自体の密度が重要です。

 固形の断熱材を使用している場合、厚みも大事ですが

何種の性能かを確認する必要があります。

 1種・2種・3種とあって、数字が大きくなるほど

密度、つまり断熱性能が優れているんです。

 一般の工務店やハウスメーカーの技術者でも、この

ことを知らない人が実に多いんです。

気をつけてくださいね。

では、また。


e0273217_16273258.jpge0273217_16274566.jpge0273217_16275591.jpg
by kirakunaie | 2010-04-08 16:27 | 指宿の家 | Comments(0)

上棟しました。

天候にも恵まれ、3/31に上棟しました。

手前は店舗兼作業場、奥の2階建ては2世帯住宅です。

 店舗は、コストを押さえるために片流れのガルバ鋼板

葺き、住宅部分は切妻屋根の陶器瓦葺きとなります。

 正面の住宅部分のロフトにある大きな開口は、

星空を眺めるための窓です。

 星を見るのが趣味。その要望をかなえるために、

3帖の月見部屋を作りました。

 住宅部分の屋根下地は、いつものオリジナル断熱パネル

を敷き込んでありますが、店舗部分の片流れ屋根にも

暑さを防ぐために特殊な細工をしてあります。

 それについては、次回説明しますね。

では、また


e0273217_16255122.jpge0273217_1626640.jpge0273217_1626267.jpg
by kirakunaie | 2010-04-07 16:25 | 指宿の家 | Comments(0)