武岡の家では、モルタル下地張りの完了が近づいてきました。
2階の外壁にも防水紙と金網が張られました。
西面の外壁も防水紙と金網で覆われて、すっかりTIP工法の斜め杉板も見えなくなりましたね。
大きなホッチキスのようなものですが、タッカー釘と呼ばれる釘で要所要所入念に留め付けます。
ずっと昔はもっとラス網が薄くて軽いものだったので、モルタルが割れやすかったが、
今はラス網がしっかりしたものになって割れにくくなったと語りながら熟練の左官職人が留め付けています。
良い仕上げをするには、しっかりした下地づくりが大切ですよね。
さて、内部では、2階の壁となるところに間柱が立ちました。
柱と柱の間に約45センチ間隔で角材を立てていきます。
こちらも左官仕上げになりますが、この間柱に石膏ボードを留め、
その上から幻の漆喰を塗って仕上げていきます。
写真の左側は屋根裏になりますので、閉ざされるのですが、
この下には和室や寝室を設けていますので、2階の物音がしないように配慮しています。
自然素材に囲まれて暮らすのは、身体にも心にも健康に良いですよね。
しかし素材だけでなく、間取りにも十分配慮することで過ごしやすい住まいになりますよ。
それでは、また。