音響熟成木材で組み上げられた構造体です。
柱や梁巾は、全て4寸(120㎜)の骨太構造です。
ところで、音響熟成木材?ってなんだろうって思いま
した。
低温の38°以下の乾燥庫の中でクラッシック音楽
(バッハ)を聞かせながら乾燥させた木材のことです。
宮崎原産の油分を多く含むオビスギを製材しています。
福岡の(株)カイケンコーポレーションの製品ですが、工場
は鹿児島のさつま町にあります。
さて、どうしてこの木材を採用しているのかといい
ますと。
現在の家づくりに使われる木材は、乾燥材ですよね。
ところが、この乾燥材のほとんどが高温乾燥された木材
なんです。コストを安く抑えるためには、乾燥期間を短
くする必要がありますよね。
80℃以上の温度で水分を飛ばし、粘りに
重要な役目をする油分まで抜かれた木材です。
乾燥しているから狂いは少ないですが、強度も少ない
木材が流通しているのです。
これでは安全な家づくりは出来ませんよね。
そこで「木楽な家」では、低温でゆっくりと乾燥され、
油分をしっかり保った状態の「音響熟成木材」を採用し
ているんです。
そうすることで、強度を保ち、長持ちする家づくりに
繋がっていきます。
では、また。