今回、施主さんの要望で、玄関ポーチの外壁に
焼き杉板を張っていきます。
厳選した赤身の杉板を乾燥庫に入れて、乾燥させ
それにバーナーで焼きを入れて、削り出します。
そうすると、柔らかい夏目(夏に成長する年輪)は削れ
硬い冬目(冬に成長する年輪)はそのまま残ります。
ご覧のような、みごとな焼き杉板が出来上がりました。
同じ杉材でも、丸太の芯に近い部分は赤く、外側に行くに
したがって白くなっています。
赤身の部分は、油分を多く含んでいて、雨にも強いため
外部に使用できますが、それでも長い年月がたつと腐り
ます。そこで、昔の人たちはこれを焼いて、炭化させる
ことで、もっと長持ちするよう工夫したんですね。
今回は、さらに裏と表に撥水塗料を塗り、保護膜を
作りました。
材料については、耐候性をもたせるために出来ること
はすべてやりました。
あとは、取り付ける際に、もう一工夫考えてあります。
それはまたの機会に説明しますね。
では、張り上がりをお楽しみに!