今回の建物は、住まいと店舗が併設されています。
この性格の違う建物ですから、基礎の形状も違います。
店舗は、布基礎(柱と壁がくるところだけに、逆T
字型の基礎)で作ります。
住宅は、ベタ基礎(全面に底盤をつくり、柱と壁が
くるところにコンクリートの立ち上がりをつくる)で
行います。
このため、住宅瑕疵担保履行法の鉄筋の検査は、2回
行われることとなり、日にちをずらしての検査となりま
した。
当社では、「まもりすまい保険」という(財)住宅保証
機構の保険に加入し、お客様へ10年補償をしています
ので、その検査員による検査を受けています。
さて、3枚目の写真は、住宅部分のベタ基礎の底盤
部分です。何カ所か、短いパイプが突き出ていますよね。
これは、ベタ基礎が出来上がったときに、もし雨が降ったら
水が溜まり、プールのような状態になります。
その水抜きのパイプです。今回は6本入れてあります。
上棟して、雨が降り込まなくなったら、このパイプに
白蟻の侵入を防止する、特殊なキャップを取り付けます。
万が一、床下に水が侵入することがあっても、この
パイプで水はけを行い、尚かつ白蟻も寄せ付けない
ように工夫してあります。
では、また。